Sally Rooney、勉強、加齢

Dreamin manからの帰り道、ゴミ箱に捨てられていたSally Rooneyの "Beautiful World, Where Are You" と目が合ったので思わず拾ってしまった。Sally Rooneyはどうも自分には若すぎるというか、恋愛の始まりやこれからの人生への不安などを小説として読むことに今の私はすっかり興味がなくなってしまい(あと「エモい」が苦手)、"Normal People"は途中で挫折した過去がある。なので本屋で彼女の本を見かける度に読んでみようかなと思いつつ結局買うことはなかった。でも目が合ってしまったからには読まないといけない。

Twitterを見なくなった分ものすごく時間が増えたので、フランス語の勉強を毎日出来るようになり、またフランス語に向き合っていると相対的に英語が簡単に感じられるようになり、英語の本を読むことがなんと息抜きになっている。人生からTwitterをなくしたら良いことしかないのでは?

 

フランス語を勉強していると本当にこの言語は何なんだろうと思う。規則性を見出したくなるのに規則性がなく、どうしてこうなのかと聞いても "c'est comme ça" という答えばかりなので覚えるしかない。毎晩11時になるとソファに転がって動詞の活用を覚えるアプリConjuuを開くのだけど、勉強が地味過ぎて私は何をやっているんだろうと思う。フランス語を覚えたところで私のキャリアにとって特にプラスにならないのにと嘆きたくなる日もあるけど、だからこそ勉強するのは良いのかもしれないと思い直す。何もかもがお金に結びつかなくていいし、キャリア以外の場所でフランス語が開いてくれるドアはたくさんあるはずだ。でも34歳になってこんなに地味な勉強を続けているなんて子供の頃は想像もしなかった。

 

お昼は重い腰を上げてボルダリングしに行った。誕生日が来なくても自分が歳を取ったことは体から日々感じることができる。若さのピークはとっくに過ぎて、これからは下がっていく一方で、加齢とは見た目だけではなく自分の全てが老いていくことなのだと実感を持って知った。超面倒臭がりなので行くまではすごく面倒臭いけど、行くとやっぱり楽しいし、終わったあとの爽快感はすごい。面倒過ぎて一ヶ月くらい行かないこともあるけど、そうすると体に限界が来て明らかにパフォーマンスが落ちるので、最近は頑張って行くようにしています。