35歳、毎日、これから

インターネットに書けないことが自分にも自分の周りにも起き過ぎていて何も書けないまま冬になってしまった。どうでもいいことを書く。

 

先月35歳になりました。35歳って!

 

『あいたくてききたくて旅にでる』を読み始めて以来、彼氏に寝る前「むかしむかし」をお願いしている。そういえば私も小さい頃、お母さんにそんな風にお話してもらったなと思い出して懐かしくなって。うちの犬ピスタッシュの大冒険とか、9本足の緑のタコの大冒険とか、コペンハーゲンで食べたエビの生涯の話とか。日本語で一生懸命話してくれるので嬉しい。

 

誕生日当日はRigmaroleでお昼ごはんを食べた。カップルでやっているお店なのだけど、この二人は子供が出来てから仕事とプライベートを両立させるために色々模索していて、最近本当に久しぶりにランチだけ再開したのだ。私はこの二人のことが本当に大好きで、もっと仲良くなれたらいいなと思いつつ、なかなか会えずに寂しく思っていたのだけど、お店に行ったら最近会わないから引っ越しちゃったのかと思ったとハグされて嬉しかった。胸もお腹もいっぱいではち切れそうになって帰った。

 

3年以上通っているスーパーの店員さん達となぜか最近突然話すようになり、そのうち一人はなんとちょっと日本語が話せると知ってびっくりした。日本語を忘れたくないからもっと話さないと、と言うのでこれからはたまに日本語で話そうかとフランス語で話して嬉しかった。フランス語が喋れるようになってからパリ暮らしは百倍楽しい。日々あちこちで下手くそなフランス語を一生懸命喋っている。第二言語を話すってキラキラかっこいいイメージがあるけど、現実はもっと情けない感じだ。

 

34歳は24歳の頃にそっくりだった。24歳のとき私は今が人生のピークなのではという感じがして、とにかく今が楽しくてそれが切なかった。34歳も一つの節目のように感じて、これから色んなことが変わっていくだろうという予感がした。家族みんなと初めてあんなに長く、ヨーロッパ旅行をしたこと。年寄りたちは冥土の土産が出来たと言っていたけど、私もこれから何度だって思い出すだろうと思う。