グッチ、Twitter、ワールドカップ

彼氏が一週間の出張から帰ってきた。犬がいるのでちっとも寂しくなかったけど、彼氏がいない間いかに大変だったかを語りながら(本当に大変だった)、犬が尻尾をふるようなイメージで彼氏にまとわりついてしまうくらいには嬉しい。

彼氏の名前はGauthierだけれど、日本語話者にはグッチと聞き間違えられることが多いので、日本語でのあだ名はグッチである。パリに帰る電車へ乗る前、グッチ曰く「アムステルダムのヤンキー」の男女二人が店員のスタバでホットチョコレートを頼んだら、名前を聞かれたのでGauthierと答えた。なんとオランダ語話者にもGauthierはグッチに聞こえるらしく、「Gucci?それ本当の名前?」 と聞かれて訂正するのが面倒臭いので彼氏はそういうことにしてしまったら、それまで全くやる気がなさそうだった店員二人は大いに盛り上がり、「どこ出身なの?パリ? Oh my god! Gucchi from Paris!」 とめちゃくちゃウケていたそう。なんて楽しそうなんだ。

 

これを聞いてまず最初に思ったのはツイートしたいだった。Twitterをやらなくなって毎日気付かずにいられないのは、日々のあらゆる出来事をツイートに変換しようとする思考の癖である。140字というフォーマットは本当によく出来ている。でもTwitter 2.0には本当に一切興味がないので、これを機会にTwitterから離れて、別の形で日々を文章に残していきたい。

(聞かれるので書いておくけどコミュニティのためにDMはチェックしてるし調べ物するのには使ってて、アカウントを消すつもりは今のところないです。)

 

Twitterを見ていないので、ワールドカップで日本がドイツに勝ったことを知らなかった。なぜか母親からLINEが送られてきて知った。それはおめでたいことなんでしょう、でもスポーツの祭典のために弱い立場にいる人たちが犠牲になり、私たちが感動するためにそれが無視されていくこと、もう本当にうんざり。

こうして日本との距離はどんどん遠くなっていくけれど、それでいいのかもしれない。Twitterを見なくなった分だけ時間が増えて、昨日は三時間もフランス語の勉強が出来た。Conjuuも毎日続いている。自分の時間を自分の手元に取り返していきたい。